|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
むし歯予防に、歯磨きだけでは不十分? |
|
|
|
|
 |
不十分です。
むし歯予防には以下の3つの方法があります。
1.フッ素の利用
2.上手な間食の取り方
3.歯磨き
しかし歯磨きだけでは、むし歯になりやす
いところに歯ブラシが届かず、むし歯予防と
しては不十分です。逆にいくらフッ素を利用
していても、甘いものをだらだら食べたり、
歯磨きをしないとむし歯ができることがある
ので注意してください。 |
|
|
 |
フッ素とはどんなものですか? |
|
|
|
|
|
 |
フッ素は化学的に合成されたものではなく、
自然の中にある元素です。私たちが毎日食べ
る肉、野菜、果物、お茶などの食品にも含ま
れています。人間の体にも含まれていて歯や
骨の発育に必要な元素として認められていま
す。 |
|
|
|
 |
フッ素の効果は? |
|
|
|
|
|
1.歯を強くする
2.初期のむし歯を修復する
3.むし歯菌が酸を出すのを抑制する
|
|
|
|
 |
|
|
|
 |
フッ素の利用は、いつ頃から始めればよい? |
|
|
|
 |
フッ素のむし歯予防効果は、萌出したての
歯に最も大きく表れます。したがって乳歯の
むし歯予防には乳歯が始めて生える生後6カ
月頃に、永久歯のむし歯予防には4才頃から
始めるのが歯質を強化する作用が期待でき、
効果があると思われます。 |
|
|
|
 |
フッ素は、子供にしか効果がありませんか? |
|
|
|
 |
全年齢を通じて効果があります。
成人の歯根面にできるむし歯にも予防効果が
ありますので、一生を通じて利用するのが望
ましいと思われます。 |
|
|
|
 |
フッ素の利用法にはどんなものがあるの? |
|
|
|
 |
日本では、
1.歯科医院でのフッ素塗布
2.お家や幼稚園、学校でのフッ素洗口
3.フッ素入り歯磨き剤の使用
などがあります。 |
|
|
|
 |
それぞれのフッ素の利用法によりむし歯予防
効果に差はありますか? |
|
|
|
 |
フッ素の利用法により、むし歯予防効果に
差があります。
早く始めて長く続けるほど大きな効果が期
待できます。
永久歯のむし歯予防効果は、以下のとおり
です。
1.歯科医院でのフッ素塗布:30〜40%
2.お家や幼稚園、学校でのフッ素洗口
:50〜80%
3.フッ素入り歯磨き剤の使用
:20〜30%
|
|
|
|
 |
歯科医院でのフッ素塗布は何ヶ月おきに行っ
たらよいですか? |
|
|
|
 |
3〜4カ月に1回塗布することが原則です。
ただし、フッ素塗布の効果は30〜40%と
完璧ではなく、フッ素を塗るだけでむし歯が
出来ないわけではないので、安心せず歯磨き
やおやつの食べ方にも気を配りましょう。 |
|
|
|
 |
フッ素は安全ですか? |
|
|
|
 |
フッ素は、指示された量を守って使えばむ
し歯予防に大変効果があり、安全性も確認さ
れています。
|
|
|
|
 |
フッ素は洗口のとき誤って飲み込んでしまい
ましたが、大丈夫ですか? |
|
|
|
 |
フッ素洗口の液は、1回分の全量を飲み込
んでも安全な量に調整してありますので大丈
夫です。ただし、歯科医師に指示された量は
守ってください。 |
|
|
|
 |
フッ素を利用していてもむし歯になりますか? |
|
|
|
 |
なります。
むし歯予防には以下の3つの方法があります。
1.フッ素の利用
2.上手な間食の取り方
3.歯磨き
したがって、フッ素を利用していてもフッ
素のむし歯予防効果を上回るほど、ほかの2
つが守られていなければむし歯が出来ること
もあります。 |
|
|
|
 |
フッ素を使用する際には、きれいに歯を磨い
ておく必要がありますか? |
|
|
|
 |
いいえ、フッ素を使用する際には、必ずし
もきれいに歯を磨いておく必要はありません。
フッ素の作用それ自体は歯垢があっても、
なくても同じように有効です。
フッ素は、歯垢の中にもしみこんで貯蔵さ
れます。 |
|
|
|
 |
フッ素によるむし歯予防の他にも効果的なむ
し歯予防法はありますか? |
|
|
|
 |
奥歯の溝はむし歯が出来やすい部分の1つ
です。その溝をシーラントというプラスチッ
クでふさぐ方法があります。
フッ素の利用と組み合わせることで効果倍
増です。 |
|